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ヤク製の商品にご興味をお持ちいただき有難うございます。
ここでは、ハンターズ、セーター、靴下、帽子、タバードなどのヤク製品をつくるまでのお話をさせていただこうと思います。
●ヤクの毛との出会い
タカヨシトレーディングでは、モンゴルの伝統に基づく衣類を中心にお客様によりモンゴルを知ってもらい、喜んでもらえるオリジナル商品を、と考えていましたので、モンゴルのものを使って何か出来ないかと探していました。(それは今も同じなのですが)そんな中、もう何年も前になりますが、モンゴルの商品を扱いだしてある女性との出会いがありました。
彼女はモンゴルで学校を経営したり、仕事の無い女性に仕事を紹介したりするモンゴル女性連盟の偉い人なのですが、その他に手編みの工場も経営されています。そこで、その手編み工場を使って、彼女はモンゴル人としてモンゴルの人達、特に仕事の無い人達を幸せにする方法はないか、タカヨシトレーディングは日本の会社として日本の人達が喜ぶような、生活や心が豊かになるようなものはないか、というような話をしました。
「ラクダの毛は?」
「うーん。モンゴルに旅行した人がよくベストなんか買ってきているし、とってもあったかいけど、なんだかなー。」
「カシミアはどう?」
「ステキだけど、高いし、大きい会社がドーンと作ったら、うちじゃ(タカヨシトレーディング)太刀打ちできないよ。」
「・・・」
そんな話をしながらすぐにアイデアが出るわけも無く、しばらくほっておいたのですが、後日彼女がヤクの毛を見せてくれました。モンゴルで飼育されているヤクの毛は製品にするには手間がかかりすぎるためほとんど捨てられているらしく、触ってみるとチクチクするし、欧米人に比べて肌触りを気にする日本人には駄目だという話をしていたのですが、グレーがかった微妙な茶色の原毛色はなんとも雰囲気がありました。デザインを考えてもあのチクチク感はなぁ、と思って日本に帰って来たのですが、是非検討して下さいといわれた手前、色々とヤクの毛を使った物を調べてみました。
●ヤクの毛に決定!!
いろいろ調べてみると、脱脂をしていないヤクの毛は保温性と防水性が高く、それゆえの肌触りということが分かってきました。ヤクは寒冷地や不毛の高山に住む牛科の哺乳類で、黒褐色の長毛で覆われており、ヒマラヤなど高山を登る登山家達もヤク製のベストやセーターを愛用していることも知りました。
これは面白い、というので早速彼女と話をつめました。ただ、日本人全員が登山家ではないので、必要最小限の脱脂をして防水性と保温性を残しながらチクチク感を減らしてもらうようにしました。また普通のセーターでは面白くないので、モンゴルの民族衣装をもとにしたオリジナルデザインにこだわりながら試行錯誤を重ね、そこで出来上がったのがこのヤク製品です。
●ヤク製品販売開始
ヤク製品は、ヤクの毛からチクチク感が減るように不要物を精選する作業を行い、手で紡いで毛糸にし、原毛色以外は素の色を大切にしながらが染織し、出来上がった糸を手で編みます。編物ではポピュラーなメリアス編みが中心ですが、ヤクハンターズを1着つくるのには1週間から10日間かかります。ちなみに靴下や帽子で3日〜5日間、タバードやセーターでは10日から2週間必要です。それだけ手間をかけたこだわりの逸品のヤク製品だから、喜んでくれる人がきっといると信じて販売を開始したのです。
お陰様でご好評いただき、靴下、帽子、セーター、タバードとヤクシリーズとして販売するに至っています。このヤク製品を1着作ることでヤクの毛を精選する人、紡いで毛糸にする人、編んで仕上げる人、またカラーの場合は染織する人もいますから3人〜4人のモンゴルの人達に仕事が生まれていますので、こんな嬉しいことはありません。また、日本でもご理解いただいて気に入って下さる方が多く、一度着れば手放せない暖かさなので喜んでもらっています。
ですが、いい事ばかりではなく、いつも基本のサイズを指定して手編みしてもらうのですが、まだまだ編んでくれる人によってサイズはまちまちですし、チクチク感が苦手な方はどんなにメリットをお伝えしても、やはり着る事が出来ません。ただ、アウター商品が主ですので、モデル着用のようにインナーにタートルセーターなんかを着たりして、重ね着していただくとより着やすいかと思います。(私が長年着用していて思うのですが、何回か洗うとチクチク感が減り、風合いも増してきたように思います。)
お手入れも他のウール製品と同じで、お家で手洗いしていただけます。おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使って水で優しく押し洗いし、軽く脱水をかけて陰干ししていただければ結構です。(干しあがりは編み目が収縮しますが、着用していただくと元の大きさになります。)
このヤク製の商品はあなたの生活に暖かさと豊かさを与えてくれる、そんな商品だと自負しております。是非、ご自身でお試しいただければと思います。
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